3つの全日本大会

3つの全日本大会

鵬玉会には挑戦の場がある

 一般的に、小さなサークルの悩みの大きなものに、「大会ができない」ということがあります。
 一所懸命に稽古した人たちの挑戦の場がないのは、悲しいことです。
 どこかの大会に出たとしても、主流派のほとんどが審判団を独占しているアウェイですから、勝ちようがありません。
 特に形試合の大会なら、前日に本年の優勝候補を審判団に紹介される、などという話も聞きます。

 国際居合道連盟鵬玉会は、最大の団体というスケールメリットがあるので、全国から剣士が集まります。一枚岩を誇っているので、「リトルジュニア(5歳~小学3年生)」「ジュニア(~小学6年生)」「ユース(中・高校生)」「一般男子・女子」「マスターズ(50歳以上~)」と各クラスで純粋にあなたの努力をはかることができます。

3つの全日本大会

 鵬玉会の全日本大会は以下の3つです。

冬;形試合の全日本大会(全日本居合道 形 選手権大会)新年の稽古はじめとして、京都の武徳殿で行われます。武徳殿は武道の聖地。明治天皇の玉座の前、例年京都市長を名誉大会実行委員長、京都市と京都市教育委員会のご後援を得て繰り広げられる激戦は、地元の新聞やニュースでも放送されます。

夏;自由組太刀の全日本大会(オープントーナメント 全日本居合道選手権大会)京都で修業し、東京に道場を出した無外流の流祖辻月丹の足跡をたどり、東京で行われます。他流派も受け入れ、「斬られたら負け」という誰でもわかるルールで見る人も興奮させる大会です。そのため、だんだんスケールが大きくなり、現在はアリーナで500人の満員の歓声を浴びる栄光を選手は受けます。墨田区長を名誉大会実行委員長にお迎えしています。

 この大会の通称を「斬 ZAN」としました。
 ZANという読みに、「Zenith Artistry of Nihonto Kenjutsu」という意味を込めました。
 日本刀を使う居合の技術の芸術性、技術を極めた、たった一つの頂点を目指す大会です。
 大会を通じて一度も斬られなかった者、そういう頂点「ZAN」を目指します。

秋;試し斬りの全日本大会(全日本居合道 試し斬り 選手権大会)地方持ち回りで行われる試し斬りの大会は、「無外流の形そのままで斬れるか?」という技術を競います。今までの開催地は、福岡県 福岡城 国指定重要文化財の「多門櫓」、長野県 国宝松本城、北海道函館 箱館五稜郭 箱館奉行所(新選組 土方歳三終焉の地)など、考えられない場所でした。行政府の長による名誉大会実行委員長、各地の教育委員会のご後援を得ています。

これらの大会は、「新人」のための枠もあり、鵬玉会の会員は誰でも挑戦することができます。また、全日本大会以外に各地で地方大会が行われます。

教育委員会のご後援

 これまでの大会は教育委員会のご後援を得ています。そのため、リトルジュニア、ジュニア、ユースの入賞者はご出身の行政府からの表彰を得たり、受験の際に力になったり、ということが起こっています。
 スケールメリットがある鵬玉会だからこそできることがあります。