「組織」 国際居合道連盟と鵬玉会(ほうぎょくかい)

「組織」 International Iaido Federation and HOGYOKUKAI
国際居合道連盟と

中核団体・鵬玉会について

宗家を中心に、全国の門人と指導者が無外流を次代へつなぐ

国際居合道連盟は、居合道をはじめとする武道の指導、普及および発展を目的とし、その趣旨に賛同する団体によって構成される連盟です。人種、国籍、宗教、思想、信条および武術の流派を問わず、加盟団体は、それぞれが伝承する流派、系譜および技術体系を保持します。

鵬玉会は、国際居合道連盟の中核団体です。塩川・新名伝 無外流第17代宗家・武田鵬玉のもと、「無外流最大の組織力を通じ、会員一人一人の成長に貢献する」ことをミッション(存在意義)とし、共通の理念と修行体系によって全国の支部・道場を運営しています。流祖・辻月丹資茂から約350年にわたり受け継がれてきた無外流の技と精神を、現代と次代へ伝えています。

宗家が率いる、無外流居合最大の単一・全国組織

 国際居合道連盟鵬玉会は、塩川・新名伝 無外流第17代宗家・武田鵬玉が率いる、無外流居合最大の単一・全国組織です。
 独立した地域団体の寄り合いではなく、共通の理念、修行体系、級位・段位制度のもと、全国の支部・道場が一つの組織として活動しています。
 法人として総本部を置き、全国の支部・道場を継続的に運営。適切な組織運営を行い、武道を伝える団体として社会的な責任を果たすことを重視しています。
 宗家がいる。全国に道場がある。ともに稽古する幅広い世代の仲間がいる。この規模と組織力によって、指導者を育て、三つの全日本大会を開催し、無外流の技と精神を次代へ伝えています。
 約350年の師弟伝承を正しく受け継ぎ、宗家と全国組織によって守り、実践し、次代へ伝える。守るべきものを守り、変えるべきものを変える。鵬玉会は、無外流の本流として革新を続けます。

伝統を守るために、進化する

約350年の伝統を、350年前の運営方法で伝える必要はありません。
守るべきものは技と精神。伝える方法は、時代に合わせて進化させる。

 国際居合道連盟 鵬玉会は、塩川・新名伝 無外流居合兵道の技法・理合・精神を守りながら、その伝え方については現代の社会に合わせて進化させています。
 全国共通の教育体系、オンライン稽古、WEBによる入門・決済、明文化された規約、三つの全日本大会なども、そのための仕組みです。

 新しく見えることを目的としているのではありません。
 約350年受け継がれてきたものを、次の世代へ確実に渡すために、伝える仕組みを現代化する。
 それが、鵬玉会の考え方です。

鵬玉会の形・自由組太刀・試し斬りの三つの全日本大会と合宿・講習を示した年間修行体系
冬は京都・武徳殿で「形」の全日本大会、春は禅行と東征流短杖、初夏は組太刀、夏は「自由組太刀®」の全日本大会、秋は技の再構築を経て、「試し斬り」の全日本大会へ。鵬玉会では、大会、合宿、講習、日々の稽古が一つの年間修行体系として結ばれています。

 鵬玉会では、日々の稽古に加え、講習、審査、演武、全日本大会など、年間を通じて成長を確かめる機会があります。
 目標へ向けて稽古し、その成果に挑み、次の一年へつなげる。全国の門人が同じ歩みを共有できることも、無外流居合最大の単一・全国組織である鵬玉会の強みです。
 鵬玉会では、所属する支部・道場にかかわらず、全国のすべての支部・道場で稽古することができます。また、総本部の稽古はオンラインで各地と結ばれているため、自宅や出張先からでも参加できます。出張、転勤、引っ越しなどによって生活環境が変わっても、稽古を中断することなく続けられます。

無外流最大の組織力を、一人一人の成長へ

 鵬玉会は、「無外流最大の組織力を通じ、会員一人一人の成長に貢献する」ことをミッション(存在意義)に掲げています。
 組織の規模は、誇るためだけのものではありません。全国の門人に、質の高い指導、挑戦できる大会、講習や審査、仲間との出会いを届け、一人一人の成長へつなげるための力です。
 第17代宗家である会長を中心に、理事会、総本部、支部長、場所長がそれぞれの役割を担い、全国の支部・道場を運営しています。理念を掲げるだけでなく、それを実現できる組織をつくる。それが鵬玉会の考える継承です。

形だけでは終わらない 約束組太刀、自由組太刀®、試し斬り、そして禅

 鵬玉会の修行は、居合形を覚えるだけでは終わりません。
 一人で理合を磨く「居合形(かた)」、相手と決められた攻防を実戦の間合いで学ぶ「約束組太刀」、瞬間の判断と技術を競う「自由組太刀®」、そして実際に物を斬り、刃筋・間合い・技の有効性を確かめる「試し斬り」。これらを一体として学びます。
 形で守られた約束組太刀だけで「強い」気分を味わうのではなく、居合の技術を使い、フリースタイルで戦う「自由組太刀®」を作り出したのは武田鵬玉です。そのため、同じ無外流でも鵬玉会だけが行い、その技術を発展させています
 約束組太刀、自由組太刀®、試し斬りは、希望者だけが体験する任意科目ではありません。鵬玉会では段階に応じて審査・昇段制度に組み込まれており、居合形だけでは上位の段位へ進むことはできません。
 さらに、流祖・辻月丹資茂が禅の修行から導き出した思想を学び、技だけでなく自分自身と向き合います。
 形、約束組太刀、自由組太刀®、試し斬り、そして禅。技と理合と精神を切り離さずに修めることが、塩川・新名伝 無外流を受け継ぐ鵬玉会の修行です。

挑戦するから、技が磨かれる 形・自由組太刀®・試し斬り――三つの全日本大会

 鵬玉会には、「居合形」「自由組太刀®」「試し斬り」の三つの全日本大会があります。
 冬は京都・武徳殿で居合形、夏はアリーナで自由組太刀®、秋は地方持ち回りで試し斬り。日々の稽古で身につけた技を大会で試し、見つけた課題を次の稽古へつなげます。
 リトルジュニアからジュニア、ユース、一般、マスターズまで、それぞれの世代に挑戦の場があります。全国の門人が集まり、三つの異なる技術を競えることも、無外流居合最大の単一・全国組織である鵬玉会の強みです。

無外流最大の全国組織の段位には重みがある。成長への道は誰にでも開かれている

 数百人の活動会員が所属する鵬玉会では、全国の支部・道場と、オンラインで学ぶ国内外の会員に共通する級位・段位制度を設けています。
 現在、有段者になったのは会員の一割台です。段位を在籍年数だけで与えるのではなく、身につけた技と理合を一段ずつ確かめるからこそ、認められた段位に確かな重みが生まれます。  
 しかし、特別な才能を持つ人だけの制度ではありません。
 鵬玉会には、居合形を基本に、段階に応じて約束組太刀、自由組太刀®、試し斬りへと進む、合理的な修行体系があります。一人一人が現在地と次の課題を理解し、稽古を積み重ねられる仕組みです。
 武道経験や最初の運動能力、あるいはセンスよりも、最も大切なのは続けること。正しく学び、挑戦を続ける人は、着実に上達し、その成果を級位・段位として確かめることができます。

段位の、その先へ――第17代宗家の内弟子

初心者から始められる。
しかし、その頂点には宗家直伝の内弟子がいる。

なぜ鵬玉会は、無外流最大の全国組織になったのか

 鵬玉会は、新名玉宗豊明先代宗家から受け継いだ「斬れる居合」を核に、全国の道場と指導者を育て、三つの全日本大会を開催し、国内外へ活動を広げてきました。
 メディア出演、歴史的な場所での演武、他流派との交流、オンラインを活用した指導など、伝統を守りながら、その時代に必要な挑戦を続けてきた歴史があります。
 その歩みを支えてきたのは、現在のミッションである、
「無外流最大の組織力を通じて会員一人一人の成長に貢献する」という考えです。
 無外流の本流として、守るべきものを守り、変えるべきものを変える。鵬玉会が現在の全国組織へ成長するまでの歩みを紹介します。

連盟に加盟

 国際居合道連盟は、無外流に限らず、他流派の居合および武道団体にも広く門戸を開いています。加盟団体は、それぞれが伝承する流派、系譜、技術体系および団体としての独立性を保持したまま、団体単位で加盟することができます。
 他流派・他団体において取得した段位については、所定の審査を経て、国際居合道連盟の段位として認定を受けることができます。ただし、従前の段位がそのまま自動的に移行するものではありません。
 無外流の段位については、国際居合道連盟が定める審査基準を満たしていることを条件として、技術審査を経た上で認定します。
 国際居合道連盟への団体加盟、段位認定その他の詳細については、お問い合わせください。

規約

 国際居合道連盟は、鵬玉会を中核団体とし、その趣旨に賛同する団体によって構成されます。組織が大きくなり、異なる流派や団体が加盟するからこそ、共通のルールと明確な運営基準が必要です。
 国際居合道連盟の加盟団体、鵬玉会の全国の支部・道場、役員、指導者および会員が、安心して活動するための基準を定めたものが、国際居合道連盟規約です。