西への奉告|京都・くろ谷 金戒光明寺

西への奉告

京都・くろ谷 金戒光明寺

 2026年7月4日、横浜武道館。
 新名玉宗宗家から武田鵬玉へ免許皆伝が授与され、塩川・新名伝 無外流居合兵道 第17代宗家の継承が行われました。

 しかし、宗家継承は、その一日で終わるものではありません。
 受け継いだことを報告し、先人に礼を尽くし、そして次の時代へ進む。

 そのための宗家継承記念事業として、武田鵬玉第17代宗家は、ゆかりの地を訪ね、奉告と奉納演武を行います。

 その最初の地が、

京都・くろ谷 金戒光明寺。

 西への奉告です。


宗家継承を「奉告」する

 ここでいう「奉告」とは、何かを願うための参拝ではありません。
 第17代宗家を継承したことを、ゆかりある地に赴き、謹んで報告することです。
 約350年にわたり受け継がれてきた無外流。

 その歴史の一端を担う者として、

「第17代宗家を継承しました」

と報告し、先人への敬意を表す。

 そして、これからの時代に何を継ぎ、何を残すのか。
 その責任を改めて自らに問い直す。
 宗家継承記念事業における「奉告」は、そのために行うものです。


なぜ、京都・くろ谷 金戒光明寺なのか

 京都・左京区にある金戒光明寺。
 通称「くろ谷」。
 幕末には、京都守護職を務めた会津藩主・松平容保公と深い関わりを持った寺院です。

 幕末の京都という激動の時代。

 会津藩新選組、そして剣に生きた多くの人々。

 三番隊 斎藤一隊長で印象的な無外流もまた、その時代を生きた剣術流派の一つでした。
 今回の宗家継承奉告では、金戒光明寺を訪れ、松平容保公墓前に参り、第17代宗家継承を奉告します。

 単なる歴史探訪ではありません。

 今を生きる無外流が、自らの歴史と向き合うための奉告です。


松平容保公墓前へ

 宗家継承奉告に先立ち、一門は松平容保公墓所へ向かいます。

 幕末の京都を預かった京都守護職。
 その責任の重さは、今日とは比較することもできないでしょう。

 時代も、立場も違います。

 しかし、何かを背負い、その責任を引き受けるということには、時代を越えて通じるものがあります。

 第17代宗家となった武田鵬玉は、墓前にて継承を奉告します。

 受け継いだものを守ること。
 そして、次へ渡すこと。

 宗家としての新しい歩みを、ここから改めて始めます。


金戒光明寺 奉納演武

 奉告の後、金戒光明寺にて奉納演武を行います。

 奉納演武とは、誰かに技量を誇示するためのものではありません。

 日々修めてきた技を、感謝と敬意を込めて奉ずるものです。

 形。
 組太刀。
 そして、一門それぞれが積み重ねてきた稽古。

 それを、この特別な場所で奉納します。

 宗家だけが演武するのではありません。

 今回の宗家継承記念事業に参加する門人も、それぞれの立場で奉納演武を行います。
 すべてをあわせて一つの物語になるような、劇的な演武です。

 第17代宗家継承という歴史の節目を、一門とともに迎える、人生に二度とない奉納演武にしましょう。


実施概要

宗家継承記念事業
西への奉告 ― 京都・くろ谷 金戒光明寺

開催日:2026年9月26日(土)

場所:京都・くろ谷 金戒光明寺

主な予定:

  • 松平容保公墓参
  • 第17代宗家継承奉告
  • 金戒光明寺 奉納演武

※当日の進行、集合時間等については、参加者へ別途案内します。


2026年9月26日、京都・くろ谷 金戒光明寺で行われる宗家継承奉告・奉納演武には、各地から一門の門人が参加します。

宗家継承という節目に立ち会い、自らの稽古を奉納する。

その参加者を、ここに記録します。

奉納演武参加者(下記は参進順と同一)

武田鵬玉
安村凰玉(東京総本部)
箕輪朱翼(東京都心)
武田菊(東京総本部)
武田すみれ(東京総本部)
栗木宏彰(長野)
田中知博(埼玉)
衛藤豊(神奈川)
森井紀明(東京武蔵野)
吉野隆志(長野)
奥田裕子(埼玉)
小池敏之(東京城西)
今井敏雄(神奈川)
内山槙(愛知)
田中十督(福岡)
磯田貴道(京都)
中村仁(神奈川)
外本健生(東京都心)
三遊亭遊馬(東京総本部)
西方有紀子(東京総本部)
西澤明音(東京城西)
細川かおる(東京城東)
市居嗣之(神奈川)
網藤蓮(東京都心)
池田有希(神奈川)
澤尾昌広(長野)
野口桂子(福岡)
髙橋久司(東京都心)
中村彩梅(神奈川 ジュニア)

以上29名

(※2026年8月18日現在。参加者は随時更新します。)


宗家継承記念事業は、宗家一人のための行事ではありません。

受け継がれてきた無外流を、次の時代へつなぐための一門の事業です。

その趣旨に賛同し、奉賛という形で本事業を支えてくださった皆様がいます。

そのご厚意に深く感謝し、ここにお名前を記録します。

奉賛者

口数順

十口
株式会社澤尾工業 様
吉野隆志 様

二口
奥田裕子 様

一口
細川かおる 様
五十嵐崇宏 様
髙橋久司 様
箕輪朱翼 様
内田琉衣 様

(※2026年8月18日現在。ご奉賛は随時更新します。)

※氏名掲載をご希望いただいた方のみ掲載しています。
※同口数の場合の掲載順は、申込順とします。


西から、東へ

 京都・くろ谷 金戒光明寺への奉告は、宗家継承記念事業の終着点ではありません。

 西への奉告を終えた後、第17代宗家は東へ向かいます。

 次なる地は、

世界遺産 日光東照宮。

 京都から日光へ。

 西から東へ。

 宗家継承を奉告しながら、次の時代への歩みを進めていきます。


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東への奉告

世界遺産 日光東照宮

 2026年11月14日。

 第17代宗家・武田鵬玉は一門とともに日光東照宮へ赴き、宗家継承を奉告します。


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会場に翻った、新しい「無外」

 2026年7月4日、横浜武道館。

 武田鵬玉が自ら揮毫した「無外」。

 四方祓いを経て、大垂れ幕として会場に掲げられた新しい「無外」と、第17代宗家の時代の幕開けを記録します。