東への奉告|世界遺産 日光東照宮

東への奉告

世界遺産 日光東照宮

 2026年7月4日、横浜武道館。
 新名玉宗宗家から武田鵬玉へ免許皆伝が授与され、塩川・新名伝 無外流居合兵道 第17代宗家の継承が行われました。

 しかし、宗家継承は、その一日で終わるものではありません。

 受け継いだことを報告し、先人に礼を尽くし、そして次の時代へ進む。

 京都・くろ谷 金戒光明寺における「西への奉告」に続き、第17代宗家・武田鵬玉は、一門とともに東へ向かいます。

 次なる地は、

 世界遺産 日光東照宮

 2026年11月14日。

 塩川・新名伝 無外流は、宗家継承を東へ奉告します。


宗家継承を「奉告」する

 ここでいう「奉告」とは、何かを願うための参拝ではありません。

 第17代宗家を継承したことを、ゆかりある地へ赴き、謹んで報告することです。

 約350年にわたり受け継がれてきた無外流。

 その歴史の一端を担う者として、

「第17代宗家を継承しました」

と報告し、先人への敬意を表す。

 そして、これからの時代に何を継ぎ、何を残すのか。
 その責任を、宗家と一門が改めて自らに問い直す。

 宗家継承記念事業における「奉告」は、そのために行うものです。


西から、東へ

 西への奉告の地は、京都・くろ谷 金戒光明寺。

 幕末、京都守護職を務めた会津藩主・松平容保公ゆかりの寺院です。

 第17代宗家・武田鵬玉は、容保公墓前に参り、宗家継承を奉告します。

 そして、一門は東へ向かいます。

 松平容保公は、晩年、日光東照宮の宮司を務めました。

 京都守護職として立った京都。

 そして晩年、徳川家康公を祀る日光東照宮の宮司として立った日光。

 京都と日光は、二つの別々の場所ではありません。

 松平容保公の生涯が、西と東を一本につないでいます。

 くろ谷で墓前に奉告し、日光東照宮へ向かう。

 これが、宗家継承記念事業における「西から東へ」の道です。


世界遺産 日光東照宮

 日光東照宮は、元和3年(1617)、徳川初代将軍・徳川家康公を御祭神としてお祀りした神社です。

 東照宮を含む「日光の社寺」は、世界文化遺産に登録されています。

 日本の歴史と祈りが、幾世代にもわたり受け継がれてきた地。

 その世界遺産の聖域において、第17代宗家継承を奉告します。

 これは、歴史を借りて自らを飾るためのものではありません。

 約350年受け継がれてきた無外流が、自らの歴史と向き合い、受け継いだ責任を未来へ示すための奉告です。


一門による参進と正式参拝

 2026年11月14日。

 第17代宗家・武田鵬玉を先頭に、一門が日光東照宮を参進します。

 掲げるのは、

「無外流宗家 奉告」

の大幟。

 そして、当代宗家・武田鵬玉が自ら揮毫した「無外」の流儀旗です。

 旗を持つのは、これからの無外流を担う若い世代。

 宗家だけが前へ進むのではありません。

 高弟が続き、門人が続き、次世代が続く。

 一門約30名が正式参拝し、塩川・新名伝 無外流居合兵道 第17代宗家継承を謹んで奉告します。


五重塔前 奉納演武

 正式参拝の後、日光東照宮五重塔前において、奉納演武を行います。

 奉納演武とは、誰かに技量を誇示するためのものではありません。

 日々修めてきた技を、感謝と敬意を込めて奉ずるものです。

 今回の奉納演武に立つのは、第17代宗家だけではありません。

 宗家。

 その技を支える高弟。

 そして、未来を担う次世代。

 それぞれが自らの立場で、今の無外流を奉納します。


宗家、高弟、そして次世代

 日光東照宮で行われる奉納演武は、塩川・新名伝 無外流の現在と未来を示す演武です。

第17代宗家 武田鵬玉

 新名玉宗宗家から約20年にわたり直接指導を受け、2026年7月4日、免許皆伝を授与されました。
 塩川・新名伝 無外流居合兵道 第17代宗家として、継承後初となる日光東照宮での奉納演武に臨みます。
 すべての修行の日々は、この一刀に帰るのです。

高弟 安村凰玉・箕輪朱翼

 宗家の技と思想を最も近くで学び、これからの一門を支える高弟です。
 同じく横浜で安村は七段を、箕輪は奥入り書を授かり、箕輪は武号「朱翼」を授かりました。
 これは武田鵬玉が新宗家として初めて允許したものです。
 安村凰玉は錬士七段、箕輪朱翼は五段指導員・奥入り書受領者となりました。
 この資格をもって、無外流のこれからを破邪の剣で祓い、その技を奉納します。

次世代 武田すみれ・武田菊

 これからの無外流を担う次世代を代表して、二人が五重塔前に立ちます。
 武田菊が奉納するのは、無外流の始まりの形である「基本一」。
 「一法実無外」真理の一刀を追い求めよ、という課題とともに学ぶ最初の形、初太刀は抜き打ちの横一文字です。
 始まりの形を、未来を担う者が演武する。
 それは、継承が過去を守るだけのものではなく、次の時代を始めるものであることを示します。

 受け継いだものは、次へ渡されていく。

 その姿を、世界遺産 日光東照宮に奉納します。


実施概要

 宗家継承記念事業
 東への奉告 ― 世界遺産 日光東照宮

 開催日:2026年11月14日(土)

 場所:世界遺産 日光東照宮

 奉納演武会場:五重塔前

主な予定:

  • 一門による参進
  • 日光東照宮 正式参拝
  • 塩川・新名伝 無外流 第17代宗家継承奉告
  • 無外流居合形 奉納演武
  • 無外流組太刀 奉納演武

 演武者

 武田鵬玉
 安村凰玉
 箕輪朱翼
 武田すみれ
 武田菊

 【参進・正式参拝】(参進の順番で記載)

 旗手
 大谷志貴(長野)

 武田鵬玉
 安村凰玉(東京総本部)
 箕輪朱翼(東京都心)
 武田菊(東京総本部)
 武田すみれ(東京総本部)

 栗木宏彰(長野)
 田中知博(埼玉)
 衛藤豊(神奈川)
 奥田裕子(埼玉)
 西澤明音(東京都心)
 澤尾昌広(長野)
 野口桂子(福岡)
 髙橋久司(東京都心)

 以上14名(8月18日現在 随時更新)

※当日の進行、集合時間等については、参加者へ別途案内します。


宗家継承記念事業は、宗家一人のための行事ではありません。

受け継がれてきた無外流を、次の時代へつなぐための一門の事業です。

その趣旨に賛同し、奉賛という形で本事業を支えてくださった皆様がいます。

そのご厚意に深く感謝し、ここにお名前を記録します。

奉賛者

口数順

十口 
株式会社澤尾工業 様

二口
奥田裕子 様
阿部信一郎 様

一口
髙橋久司 様
衛藤豊 様
箕輪朱翼 様
大谷外科眼科 様

※氏名掲載をご希望いただいた方のみ掲載しています。
※同口数の場合の掲載順は、申込順とします。


受け継いだものを、次へ

 2026年7月4日、横浜武道館で始まった第17代宗家の時代。

 京都・くろ谷 金戒光明寺における、西への奉告。

 そして、世界遺産 日光東照宮における、東への奉告。

 宗家継承とは、称号を受け取って終わるものではありません。

 受け継いだ技を磨く。

 受け継いだ思想を問い続ける。

 一門を率いる。

 そして、次の世代へ渡す。

 宗家が立つ。

 高弟が続く。

 未来を担う若者たちが、その後に続く。

 受け継いだものを、次へ。

 塩川・新名伝 無外流の新しい時代は、すでに始まっています。


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西への奉告

 京都・くろ谷 金戒光明寺

 松平容保公墓前における第17代宗家継承奉告と、一門による奉納演武を記録します。