辻無外伝
流祖 辻月丹プロフィール
(つじ げったん、1648年(慶安元年) ~ 1727年7月31日(享保12年6月13日)) 江戸時代の剣客。無外流の流祖。
諱は資茂(すけもち)。前名は兵内。号は無外、後に月丹。都治月丹とも。
最盛期の門人の数は、万石以上の大名32家、直参156人、陪臣930人。とりわけ土佐藩江戸屋敷には4代藩主山内豊昌のころから出入りし、以後代々の子孫が剣術を家職として仕え、幕末にいたるまで無外流は土佐藩における剣術の筆頭流儀として不動の地位を占めた。
1727年(享保12年)6月13日、79歳で死去し、芝高輪の如来寺に葬られた。
前書き
辻無外伝は中川士竜編、その師 高橋赳太郎の校閲による、辻月丹の伝記だ。
読んでみればよかろう、とふつうは思うところだが、原文はすでに現代の文章とはいいづらい。
とにかく読みづらいのだ。
そこでこれを意訳し、だれもが目に浮かぶような情景に育てようと思う。
こういう挑戦が、古いものの核心を守り、次代につなげるのだと信じながら。
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