鵬玉会の「GW座学の祭典 百足伝コンクール2023」

武田鵬玉会長(以下会長) ;GWですね。
みなさん、楽しいGWを過ごしていただきたいと思いますが、ここで鵬玉会の恒例のイベントの発表です。

日野九州ブロック長(以下ヒノ) ;僭越ながら私から。エヘン!
【GW座学の祭典!百足伝コンクール】開催です!

栗木中部ブロック長(以下クリキ) ;待ってました、という人も多いでしょうね。

安村関東ブロック長(以下ヤスムラ); あなたの意見や思いをぶつけてください!
1)多賀自鏡軒が後の私たちに残した「百足伝」から一首を選び、それについての意見や経験、自分の考えをまとめてみよう!
2)参加資格は国際居合道連盟鵬玉会の活動会員。
3)今年はこのページのフォームから送ってください。制限字数は700字~1200字ですが、フォームで自動的に計算されます。
4)一般クラス(ユースを含む)、ジュニアクラスの2部門で優秀者を国際居合道連盟鵬玉会理事会・会員のすべてで審査!
5)最優秀者が10級~3級の場合はなんと2級特進のチャンス!準優秀者が10級~3級の場合は1級昇級のチャンス!有段者は別途すばらしいご褒美が!
6)English でもOK!
7)締め切りは5月10日(水)必着です!

クリキ ;GWの2週間を、人生を見つめる2週間にしよう!ってことですね。
座学がないと、薄っぺらくなってしまいますもんね。

会長; 俺が四段だか五段を受けたときは、座学で「唐の文化」が出たよ。
口頭試問。俺はそういう研究が得意なので、滔々と解答したら「なぜそんなに話せるのか?」とご宗家に聞かれたよ。(笑)

ヒノ; とにかく昇級のチャンスです。
有段者が最優秀賞・準優秀賞の場合、昇段審査の筆記を免除してもらえます。

クリキ; え!そんなのがご褒美だったんですか!
私も出そうかな、これは凄い!

ヤスムラ; これはチャンスですね。
ぜひたくさんのご応募をお待ちしています!

以下百足伝中、(未)と書かれたものは、過去一度も誰もテーマに選ばなかったものです。

1 稽古には清水(しみず)の末の細々と絶えず流るる心こそよき
2 夕立の せきとめかたき やり水は やがて雫(しずく)も なきものぞかし
3 うつるとも 月も思わず うつすとも 水も思わぬ 猿澤(さるさわ)の池
4 幾千度(いくちたび) 闇路(やみじ)をたどる 小車(おぐるま)の 乗得(のりえ)てみれば 輪(わ)のあらばこそ
5 稽古には 山澤河原(やまさわかわら) 崖や淵(ふち) 飢えも寒暑(かんしょ)も 身は無きものにして
6 吹けば行く 吹かねば行かぬ 浮き雲の 風に任(まか)する 身こそやすけれ
7 山河(やまかわ)に 落ちて流るる 栃殻(とちがら)も 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
8 わけ登る 麓(ふもと)の道は 多けれど 同じ雲井(くもい)の 月をこそ 見れ
9 兵法(ひょうほう)は 立たざる前に 先(ま)づ勝ちて 立合(たちあ い)てはや 敵はほろぶる
10 體(たい)と太刀と 一致(いっち)に成りて まん丸に 心も丸き これぞ一圓
11 稽古にも 立たざる前の 勝(かち)にして 身は浮島(うきしま) の松の色かな
12 曇りなき 心の月の 晴(はれ)やらば なす業々(わざわざ)も 清 くこそあれ
13 軍(いくさ)にも まけ勝(かち)あるは 常(つね)の事 まけて負けざる ことを知るべし
14 とにかくに 本(もと)を勤(つと)めよ 末々(すえずえ)は ついに治(おさむ)る ものと知るべし
15 兵法(ひょうほう)の 奥義(おうぎ)は睫(まつげ)の 如(ご と)くにて あまり近くて 迷いこそすれ
16(未) 我流(わがりゅう)を つかはば常に 心還(また) 物云ふ迄(ものいうまで)も 執行(しゅぎょう 修行)ともなせ
17(未) 我流(わがりゅう)を 使ひて見れば 何もなく ただ心して 勝つ道を知れ
18(未) 兵法(ひょうほう)の 先(せん)は早きと 心得て 勝を急(あ せ)って危うかりけり
19 兵法(ひょうほう)は つよきを能き(よき)と 思(おもい)なば終(つい)には負けと 成ると知るべし
20 兵法(ひょうほう)の 強き内(うち)には つよみなし 強からずし て負けぬものなり
21 立会はば 思慮分別(しりょふんべつ)に 離れつつ 有(あり) そ無(な)きぞと 思ふべからず
22(未)兵法を 使へば心 治(おさ)まりて 未練(みれん)のことは 露 (つゆ)もなきもの
23 朝夕に 心にかけて 稽古せよ 日々に新たに 徳を得るかな
24 長短(ちょうたん)を 論(ろん)することを さて置(おき)て 己(おの)が心の 利剣(りけん)にて斬れ
25(未)前後左右(ぜんごさゆう) 心の技(わざ)の直(す)ぐならば 敵のゆがみは 天然(しぜん)と見ゆ
26 雲霧(くもきり)は 稽古の中の 転変そ 上は常住 すめる月日ぞ
27 兵法(ひょうほう)は 行衛(ゆくえ)も知らず 果てもなし 命限りの 勤(つとめ)とぞ知れ
28(未) 我流(わがりゅう)を 教へしままに 直(すぐ)にせば 所作鍛練(しょさたんれん)の 人には勝べし
29 麓(ふもと)なる 一本の花を 知り顔に 奥もまだ見ぬ 三芳野(みよしの)の春
30 (未)目には見え 手には取れぬ 水中(すいちゅう)の 月とやいはん 流儀なるべし
31 心こそ 敵(てき)と思ひて すり磨(みが)け 心の外(ほか)に 敵はあらじな
32 習(ならう)より 慣(な)るるの大事 願(ねがわ)くは 数(かず)をつかふに しくことはなし
33 馴(な)るるより 習(ならう)の大事 願(ねがわ)くは 数(かず)もつかへよ 理(り)を責めて問へ
34 屈たく(くったく)の 起(おこ)る心の 出(いず)るのは そは剣術に なるとしるべし
35 世の中の 器用不器用(きようぶきよう)異(こと)ならず 只真実(ただしんじつ)の 勤め(つとめ)にそあり
36 兵法(ひょうほう)を あきらめぬれは もとよりも 心の水に 波は立つまじ
37 剣術は 何に譬(たと)へん 岩間(いわま)もる 苔(こけ)の雫(しずく)に 宿る月影(つきかげ)
38 性(さが)を張(は)る 人と見るなら 前方に 物あらそひを せぬが剣術
39 兵法(ひょうほう)は 君(きみ)と親との 為(ため)なるを 我身(わがみ)の芸と 思ふはかなさ
40 一つより 百まで数へ 学びては もとの初心(しょしん)と なりにけるかな

締め切り 5月10日(水)がんばってください!

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